発注者のパートナー
安心・安全な社会基盤
発注者支援業務は、設計や工事の受注者としてではなく、発注者の支援者(パートナー)として発注者側の業務を支援します。
発注者支援業務のほとんどは官公庁の公共事業になります。
私達は発注者のインフラとして国民みなさまのお役に立つことを目指し続けます。
契約・受注
みなし公務員としての自覚と行動
発注者(国土交通省・NEXCO・地方自治体等)と業務委託契約を締結します。その後、設計図書(図面、仕様書、現場説明書及び現場説明に対する質問回答書等)に従い、業務を履行します。受注者は、この契約の履行に関して知り得た秘密を漏らしたり盗用してはなりません。つまり安心・安全な社会基盤を実現するために 「みなし公務員」として、高い倫理観に基づいた自覚と行動が必要とされます。
計画
公共事業の潤滑油
官公庁の公共事業は、国民のインフラ形成・維持に関するものが主ですので、目的・予算・合意形成のもと進めていく必要があります。このため、発注者支援業務においては、事業の計画(初期)段階において、発注者が行う「基本計画策定」・「各所との協議」・「自治体との調整」・「地元への説明、報告」などの支援を行います。
設計
工事への橋渡し
事業計画の後は、工事に向けて、各種の設計を行います。具体的には、ダム・河川堤防・道路(一般道、高速道路)・橋梁・トンネル・空港・公園などの設計を行います。この流れの中、積算技術業務においては、積算データ入力等の支援。発注者支援業務においては、設計会社への発注手続の支援、設計会社受注後はその業務管理・監督の支援、設計成果の照査などを行います。
施工管理
鳥の目、虫の目、魚の目
設計成果が整った後は、施工会社への工事発注を行います。発注者支援業務においては、「施工管理」が非常に重要です。まず、発注者側の立場で「施工計画」を行います。施工開始後は、「工程管理」「品質管理」「安全管理」が主要な管理項目となります。これらを一体的に管理(鳥の目)していくことが求められています。ダム事業などの長期にわたる国家的プロジェクトでも日々のマネージメント(虫の目)をコツコツと積み重ねる事で次の世代へ安心安全なインフラを送ります。
また、鳥の目・虫の目だけでなく、発注者支援業務では橋渡し役として、流れを見る(魚の目)力も必要になります。
施工計画・設計照査
段取り8分
施工開始前に施工計画を行います。発注者支援業務においては、事業者側の立場から、広範な視野で施工計画を検討する必要があります。発注者の意向、施工検討委員会等の助言、地元説明との乖離、警察協議の結果、占用企業者の意向、施工業者の施工計画書など、多くの関係者動向に留意しチェックする必要があります。